上質なコットン素材はお肌にとてもやさしい。

コットンの歴史

私たちの日常生活の中で、すっかりお馴染みの繊維となっているコットンですが、いつ・どこで誕生したのでしょう?残念ながら、歴史があまりにも古すぎて、人々に使われ始めた正確な年代ははっきりとはわかりません。コットンの原産地、アメリカと日本での歴史を見てみることにしましょう。

コットンの原産地

コットンの歴史はとても古く、メキシコでは紀元前5000年、パキスタンでは紀元前3000年の綿花が見つかっています。はるか昔から人々に親しまれているんですね。そんなコットンは、一体どこでとれるようになったのでしょう?原産地はインドとアフリカだと言われています。このうち、インドの人々はコットンから布を織った最初の民族と考えられているんですよ。当時からアラビア半島ではコットンの栽培が盛んに行われていました。そのコットンがアラブの商人によって、イタリアやスペインに伝えられ、そこからヨーロッパ各地へと広がっていきました。ですが、ヨーロッパではあまり作られませんでした。16世紀に入ってから、インドで作られたコットンはイギリスを中心に広まり始めました。この頃から、コットンの本格的な歴史が始まったと言えるでしょう。次の項目では、アメリカでの歴史を紹介したいと思います。

コットンの歴史 ~アメリカ編~

インドとアフリカ以外に、南アメリカでも紀元前からコットン栽培が行われていたことがわかっています。当時のアメリカ北と南で産業構造そのものが違っていました。北アメリカは工業的に発展し、南アメリカはプランテーションによって成り立ちました。プランテーションというのは、単一作物を大量栽培する大規模農園のことです。そのプランテーションで栽培されていたものというのが綿(コットン)なんですね。アメリカにはコットンベルトと呼ばれるものがあります。これはノースカロライナ州からカリフォルニア州まで16州にまたがるベルト地帯で、日本では綿花地帯ともいいます。このコットンベルトは、アメリカでの綿花栽培のほぼすべてが行われている地帯の一つなんですよ。アメリカ産のコットンでよく知られているのが「アップランド綿」という品種で、日本も数多く輸入しています。強くて丈夫なので、高級ニット用として高い人気があります。

コットンの歴史 ~日本編~

今では大量消費している日本にコットンが伝わったのは、奈良時代のことです。ある説によると、その少し前の平安朝初期に中国から貢物として贈られてきたものが始まりとも言われています。インダス文明発祥の地といわれるパキスタンから、中国、そして日本へと伝えられました。日本でのコットンの歴史は、そこから始まりました。こうして日本でもさっそくコットンの栽培が始まり、製品化されていきました。けれど、当時の日本では木綿製品はまだまだ高級品で、庶民の手には届きませんでした。木綿製品が一般庶民にも親しまれるようになったのは、江戸時代になってからなんです。とくに徳川吉宗の時代に絹織物の着用が禁じられてからは、急速に普及していきました。日本産のコットンの輸出量はかつて世界一になったこともありましたが、ほかの安いアジア産のコットンが次々登場し、日本国内での生産量は減っています。

現在のコットンの生産地

コットンは現在、世界の約90ヵ国で栽培されています。産地によって、さまざまな品種のコットンが作られています。なかでも、コットンを大量生産しているのは、中国、アメリカ、インド、パキスタンなどになります。ここで、これら4ヵ国のコットン生産量を紹介しましょう。


コットンの生産量(1000t)

(世界全体)

24837

中国

6730

アメリカ

4498

インド

3564

パキスタン

2187

(参照:総務省統計局・2006年現在)

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